« 【解説】 パラミヂンの処方意図 | トップページ | 【解説】リン酸コデインの処方意図 »

リン酸コデインの処方意図は?

さて、今回もそんなに難しくない処方ですconfident

とあるクリニックにて患者さんが処方せんを持ってきましたmemo

患者さんに症状を聞いてみたら。。。。。。。

さて、この処方せんのリン酸コデイン錠は何の目的で出されているでしょうか?smile

この処方から、患者さんは何の病気が想定できますか?think

  処方

   リン酸コデイン錠20mg       3錠

   ナウゼリン錠10            3錠

       1日3回  毎食前      5日分

                           以上

超~簡単ですかねhappy01

ではLet's try!

|

« 【解説】 パラミヂンの処方意図 | トップページ | 【解説】リン酸コデインの処方意図 »

処方解析」カテゴリの記事

コメント

以下の3点考えさせてもらいました。

Ⅰ. 急性胃腸炎の診断で下痢止めとして。

Ⅱ. CPT-11などの化学療法における副作用対策として。

Ⅲ. 風邪症候群における咳止めとして。

投稿: トリック | 2008-07-09 10:01

トリックさん
早々のご回答ありがとうございます

さて、CPT-11の化学療法である副作用の下痢止めとの回答がございますが、一般的にCPT-11の下痢にリン酸コデイン錠を用いることはあるんでしょうか?
通常、早期の下痢には抗コリン剤、遅発期には塩酸ロペラミドや補液などの投与が一般的で、麻薬の使用はどうなのでしょうか?
もし、臨床例などありましたらご教授願います。

投稿: 管理人 ラビット | 2008-07-10 02:43

そうですね、おっしゃる通りだと思います。
あくまで可能性としての話ですが、調べてみますとネットでもアヘンチンキなどと並んで用いられているようなことが書かれていました。
http://www.m-clinic.jp/shoukakishoujyou.htm

あまり詳しくないもので、すみません。

投稿: トリック | 2008-07-11 00:26

トリックさん
ご回答ありがとうございます。
使用することはあるようですね!
一つ勉強になりました。
私もそんなに詳しくないのですが、私なりにもう少し調べてみますが、きちんとした回答が得られるか。。。?
わかり次第アップ致します。
尚、私が前回コメント時に見た資料は以下のものです。
 http://www.hictdo.or.jp/doc/cp_atc3.pdf

投稿: 管理人 ラビット | 2008-07-11 03:41

CPT-11の副作用である下痢の発生機序は、インタビューフォームによると、次のように解明されている。---以下抜粋---

<早発型の下痢>
本剤投与中あるいは投与直後に発現する。コリン作動性と考えられ、高度である場合もあるが多くは一過性であり、副交感神経遮断薬の投与により緩和することがある。

<遅発型の下痢>
本剤投与後24時間以降に発現する。主に本剤の活性代謝物(SN-38)による腸管粘膜傷害
に基づくものと考えられ、持続することがある。

下痢に対する処置に関しては、
a)「軟便」程度の軽度な下痢に対しては経過観察、あるいは塩酸ロペラミドや副交感神経遮断剤などの止瀉剤の投与により、 多くは1週間以内に回復する。しかしながら、継続投与により「水様便」に高度化する場合もある。
b)高度な下痢に進展した場合には、直ちに投与を中止し、水分・電解質バランスに十分注意しながら、必要に応じて適切な補液を行い、引き続き起こる脱水、電解質異常に対処すること。この時期には、高度な下痢に引き続き麻痺性イレウスを起こす例もあるので、 塩酸ロペラミドなど腸管運動を抑制する止瀉剤の継続投与は慎重に行うこと。
c)腸管粘膜傷害による感染症を防止するため、とくに、下痢と同時に白血球減少がみられる場合は、本剤の投与は直ちに中止し、G-CSFなどの投与や感染の早期診断による適切な抗生剤投与などの感染症対策を行うこと。また、偽膜性大腸炎の発現に十分注意すること。
d)「水様便」を呈するような高度な下痢を示した患者に再投与する場合には、下痢症状の回復を十分に確認した後に、 減量して投与することにより、その後の下痢が軽減されると考えられる。参考までに開発時の臨床試験において多くは20~25%程度の減量が行われている。

コメントで書かれた薬剤「リン酸コデイン」の止瀉作用は、腸管の輪状筋を収縮させて大腸の蠕動運動を抑制し,また,肛門括約筋の緊張を亢進させることにより止瀉作用を示すものであり、基本的にCPT-11の下痢には有効とはならないと考えられます。

また、メーカーの製品情報部にも問い合わせを行いましたが、作用的には聞かないと考えるという回答と実際の臨床で聞かなかった例があったとの報告を受けました。

以上の結果より、リン酸コデインはCPT-11の副作用の軽減・改善というものには当てはまらないと私は判断致します。

投稿: 管理人 ラビット | 2008-07-11 23:50

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1050626/21517232

この記事へのトラックバック一覧です: リン酸コデインの処方意図は?:

« 【解説】 パラミヂンの処方意図 | トップページ | 【解説】リン酸コデインの処方意図 »