« 患者さんはどんな症状?③ | トップページ | どのように調剤しますか?① »

【解説】患者さんはどんな症状?③

先週は、突然の休信誠に申し訳ございませんでしたm(_ _)m

今月よりまた通常どおり配信致しますので、閲覧の程よろしくお願い致します。

尚、本日は前回の問題の回答・解説のみで、新たな問題に関しましては次回11月10日に配信致します。

では、前回の問題の回答・解説に入りますconfident

みなさん、どうでしたか?

今回もそんなに難しくなかったですよね~catface

それでは、回答・解説いたしますhappy01

【回答・解説】

 答えは、『新生児カルシウム血症』ですconfident

患者さんは乳児2ヶ月のこどもであることから、血液中のカルシウムの量が少なくなる新生児テタニーの治療の一つと考えることが通常だと思われます。

新生児カルシウム血症は、通常出産後48時間以内に発生する早発型低カルシウム血症と生後1週間前後に発症する晩発型低カリウム血症があります。

新生児カルシウム血症は、乳児の血清カルシウム濃度が低い状態のことで、症状としては、痙攣や不整脈、無呼吸などが見られ、泣くことにより症状が悪化する場合がある病気です。

この発症の原因としては、早産や仮死状態で生まれたり、低出生体重児や帝王切開による出産、母親が糖尿病である場合に発生率が高いと言われています。

治療法としての基本は、呼吸障害などの症状に対応しつつ、グルコン酸カルシウムの点滴や乳酸カルシウムの内服でカルシウムを補充します。

乳酸カルシウムとしての適応症は、以下の通りです。

  1)低カルシウム血症に起因する以下の症状の改善

     テタニー

  2)以下の代謝性骨軟化疾患におけるカルシウムの補給

     妊婦・産婦の骨軟化症

  3)発育期におけるカルシウム補給

また、適応外使用として、骨粗鬆症にも使用されます。

更に、適応症として使用法はないですが、収斂剤として胃腸炎や下痢の際に整腸剤の乳酸菌などと一緒に処方されることもあります。

従って、今回の回答として「胃腸炎を伴う下痢」という回答も全くゼロではありませんが、使用頻度が少ないことと、適応症にないことを踏まえて今回は回答から外させて頂きました。

尚、今回の解答に関してご意見等ございましたらコメントにてお願いいたしますwink

では、また次回もLet's try!

|

« 患者さんはどんな症状?③ | トップページ | どのように調剤しますか?① »

回答・解説」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1050626/24991350

この記事へのトラックバック一覧です: 【解説】患者さんはどんな症状?③:

« 患者さんはどんな症状?③ | トップページ | どのように調剤しますか?① »